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第90話 レジーナ

مؤلف: O.T.I
last update تاريخ النشر: 2026-07-03 20:04:24

「……どうだ?」

神殿から帰城したアルドは、執務室にてフレイに問いかける。

「シロ……だと思います」

「そうか。お前がそう判断するなら間違いないだろう」

何の話をしているかと言えば、先程までアルドと面会していた神殿の者たちに怪しい点は無かったか……という事である。

実は、アルドは神殿に赴く際に魔道具を持ち込んでいた。それはエステルと念話をするためのペンダントとは別のもので、会話を録音するというものだ。そして、今しがたフレイにその内容を聞かせた上での先の質問である。

フレイはある特殊な能力を持っている。それは、会話の中に嘘が含まれているかどうかを見抜くものだ。意識して会話に集中する必要があるが、僅かな感情の揺れなどから生じる声音の違いを読み取っている……とはフレイの弁である。

そしてアルドは、それがほぼ百パーセントの精度である事を知っている。フレイが若くして宰相の地位まで上りつめたのは、アルドからの信頼が厚いということもあるが、その能力も理由の一つだった。

「ですが」

「ん?」

「レジーナ嬢は何か隠しているかもしれません」

「なに?どういうことだ?」

続けてフレイが告げた言葉に、アルド
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    辺境伯領の領主デニスとの面会を終えたエステルとジスタルの父娘は、領主邸を出て帰路につく。エステルはこれまで村の外に殆ど出たことがなく、精々が近隣の町に買い出しに行く程度であった。だから領都ウィフニデアにやって来たのは今回が初めてであり、到着した時と同様にキョロキョロと街の様子を珍しそうに観察しながら歩いている。「やっぱり大きな街だよね~、お父さん!王都はもっと大きいの?」ウィフニデアの街は辺境にあるとは言え、流石に領都と言うだけあってかなり大きな街である。いま彼女たちが歩いているメインストリートには石造りの高い建物が立ち並び、多くの人が行き交う賑やかな街並みは、エステルにとって大都会そ

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